泊原発3号機 知事は運転認めるな/国民大運動実行委など訴え | 11.08.16 |
北海道電力・泊原発3号機の営業運転移行をめぐる問題で、国民大運動道実行委員会など4団体は16日早朝、道庁北門前で高橋はるみ知事が営業運転を認めないよう訴える街頭宣伝をしました。
高橋知事が、16日午後に開かれる道議会の産炭地域振興・エネルギー問題調査特別委員会で、営業運転の「容認」を表明しないよう求めたものです。
「違法状態」と指摘される中、5カ月にわたり「調整運転」(試験運転)を継続してきた泊原発3号機について、北電は営業運転を申請。原子力安全・保安院が10日に最終検査を行い、原子力安全委員会は11日、検査結果を了承しました。
営業運転にむけての北電と経済産業省の動きに、「地元軽視は遺憾」と反発してみせた高橋知事は、泊原発の周辺4町村(泊村、共和町、岩内町、神恵内村)からの意見聴取のみで、「容認」を表明する意向です。
訴えたのは、国民大運動道実行委員会、道原発連など4団体のメンバーです。
参加者は雨の中、「地元軽視と反発しながら、なぜ高橋知事は4町村以外の声を聞かずに結論を急ぐのか」「原発事故のさなかの営業運転開始は、世界を驚かせるニュースになります」「北海道が安全な食料を作りつづけ、子どもたちが安心でいられるかの瀬戸際です」と訴えました。
日本共産党道委員会と道議団は12日、高橋知事に対して、安全審査の徹底と4町村以外の自治体の意向を尊重するよう緊急要望しています。
(11年08月17日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)
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