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泊原発3号/営業運転を先送り 11.08.11

泊原発3号営業運転を先送り

経産相「知事の判断待つ」

5カ月にわたり調整運転が続く北海道電力泊原発(北海道泊村)3号機の営業運転再開に必要となる定期検査終了証の交付について、海江田万里経済産業相が、「知事の判断は大切なのでその考え方が示されるまで待ちたい」との方針を高橋はるみ道知事に伝えたことが11日分かりました。11日中の可能性が強かった営業運転の再開は数日間先送りとなるもようです。

泊3号機は10日に経産省原子力安全・保安院による最終検査が終了。内閣府原子力安全委員会の了承をへて、経産相名の定検終了証が北電に交付され、営業運転が再開される予定でした。


保安院検査“問題なし”

安全委が了承

原子力安全委員会は11日、経済産業省原子力安全・保安院が泊原発を最終検査した結果、問題はなかったとした報告を了承しました。

班目春樹委員長は「定期検査はあくまで保安院が責任を持って合否を判断するもの。適切な判断を保安院がしてほしい」と述べました。

3号機に関する審議は約15分で終了。傍聴者からは「保安院の説明を丸のみか」「安全委員会は何のためにあるのか」などと怒号が飛び交い、騒然となりました。

(11年08月12日付「しんぶん赤旗」より)