被災者の生活保障を/共産党、道知事に要望 | 11.03.22 |
日本共産党北海道委員会(西野敏郭委員長)と同道議団(花岡ユリ子団長)は22日、高橋はるみ道知事に対して、東日本大震災の救援と被災者受け入れに関する緊急要望を行いました。
北海道に避難してくる被災者の受け入れをめぐっては、道営住宅や市町村の公営住宅など2000戸近くが提供されることになっていますが、窓口が一本化されておらず、被災者に情報がうまく伝わらないため、「道は対応が遅い」との報道もあります。
花岡道議が総合政策部の成田一憲部長に要望書を手渡し、道側に「着の身着のままで北海道に逃げてきた被災者に対し、生活がすぐにできるよう道として保障をしていく必要がある」と述べ、「有珠山噴火のときもそうでしたが、一から生活設計しなければなりません。入居時に暖房、冷蔵庫、炊飯器などのセットを備え付けてほしい」と訴えました。
道側からは、被災者支援の本部を別個に設置して物資を送っていることや、窓口を一本化して情報提供をしていくこと、道のホームページを「分かりやすいものに改善していく」ことなどが語られました。
緊急要望は、▽道として受け入れプログラムを策定し、「北海道受け入れネット」(仮称)を開設、被災者の相談窓口を設ける▽人工透析患者、アトピーの児童など道内施設に受け入れる▽道営住宅への受け入れでは、炊飯器、暖房器具、洗濯機、電子レンジなどの生活物資の整備をはかる▽道内温泉宿泊施設をいかし、宿泊費の一部を助成する――など。
(11年03月23日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)
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