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道議団の動き
天下り 道があっせん/真下道議、知事に中止迫る 11.03.08

天下り 道があっせん

「能力活用」でなく「連絡調整」役

真下道議、知事に中止迫る

北海道議会予算特別委員会の知事総括質疑が8日開かれ、日本共産党の真下紀子議員が、道庁幹部の天下り実態について、高橋はるみ知事の認識を問いました。

高橋知事は「昨年度未に退職した本庁課長級以上の職員のうち道に対し、団体等から人材紹介要請があり、これに基づき再就職した者は23名、それ以外の手統きにより再就職した者は61名」と述べ「道職員として長年培われた知識・経験などの能力を活用したいという団体等からの要請」と答弁しました。

真下議員は「人材紹介」の23人のうち、民間企業からのあっせん依頼はほとんどなかったことを明らかにし、団体に「天下りをあっせんするのは中止すべきだ」と知事に決断を求めました。

高橋知事は「要請に応え、情報提供することは一概に否定されるものでない」などと答弁。天下りのあっせんは「能力の活用」ではなく、道との連絡調整となっている実態を浮き彫りにしました。

真下議員は道幹部が退職後、団体などを渡り歩いてその都度退職金を受け取っている「渡り鳥」について、「ときどき民間で雨宿りし、保護されている」とその「生態」を告発し、「道は保護する鳥を間違っている」と天下りについての知事の姿勢をただしました。

高橋知事の退職金について真下議員は「1期4年で3600万円は多すぎる」と迫りました。高橋知事は「民間有識者の懇談会で『妥当』との意見をいただいている」と答えました。

(11年03月09日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)