学校給食・食中毒“基準徹底調査せず”/真下氏に道教委 | 11.03.04 |
北海道議会予算特別委員会が4日開かれ、日本共産党の真下紀子議員が、岩見沢市で発生した学校給食による集団食中毒問題を取り上げました。
サルモネラ菌が検出された岩見沢共同調理所を1日に調査した真下議員は、道教委に対して、衛生管理基準の徹底について追及。
田端明雄学校教育局次長は「点検等の状況については調査していない」と答えました。
真下議員は、同所には保健所からたびたび指導が入っており、道教委はどう対応したのかとただしました。
田端次長は「立ち入り調査は承知していたが、改善指導の内容は把握していなかった」と答えました。
真下議員は、「2007年に冷蔵庫の購入を予算要求したが認められなかった」とする同所の栄養士の話を紹介し、道教委が実態を知らなかったのかと詰め寄りました。
田端次長は「『管理基準』に沿って設備されているかは調査してこなかった」と認めました。
さらに昨年改善指導を受けた296施設のうち、「汚染作業区域と洗浄作業区域を明確にすること」が16.9%、「各作業区域の入り口手前に手洗い設備を設置する」「履物の交換を行うこと」が13.3%あったことなど「保健所からの改善指導の状況については確認していなかった」としました。
(11年03月06日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)
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