知事退職金、1期3600万円/真下道議批判 | 11.03.04 |
北海道議会予算特別委員会が4日開かれ、日本共産党の真下紀子道議が、高橋はるみ知事ら特別職の多額な退職金問題と道庁幹部の天下り問題で道の姿勢をただしました。真下議員はまず、道民1人当たりの所得について質問。道側は「1人当たり道民所得は、238万9千円」と回答しました。
その上で、知事と副知事らの退職金額を問うと「(1期4年で)知事は3576万9000円、副知事は2376万円」と答弁があり、真下議員は「政令市でも仙台市など5団体で100%不支給、4年間務めた首相でも524万円、それと比較して高いのではないか」と追及しました。
真下議員は「道民の中には国保が払えなくて差し押さえられ、病院にいけないなど、命にかかわるほどの事態に知事は『道は補助しません』と答えた」として高橋知事を批判。「年間1700万円の収入の上に、1期4年で3600万円、2期目も受けとるのはいかがなものか。道民の理解と支持が得られるのか」と畳みかけました。
道側は「特別職職員報酬等懇談会において、現状の退職手当の水準を維持することが妥当との意見をいただいている」と述べるにとどまりました。
天下り問題では、道側は、道職員としての知識と経験を生かし、団体などから要請があった場合、再就職要綱の手続きにより進められていると強弁、2カ所以上の再就職先を渡り歩く「渡り鳥」の問題も含め、是正する意思のないことを改めて示しました。
(11年03月08日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)
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