道HP希少種の食べ方指南/真下道議批判で削除 | 11.03.03 |
日本共産党の真下紀子道議は3日、道議会予算特別委員会で、希少種のエゾライチョウについて生息状況を調査し狩猟の対象にしないよう求めました。
エゾライチョウは、本州のライチョウとは異なる小型の鳥です。
道が作成したレッドデータブックで、「生息や生育の条件の変化によって、容易に絶滅のおそれがある種に移行する要素をもつ種」である「希少種」とされています。キツネによる捕食の拡大などから、生息数が年々減少していると指摘されています。
その一方で、エゾライチョウは「狩猟鳥獣」にも含まれていることから、道のホームページでは、「とても上品で良いだしがでます」「そばやお雑煮と炊いてもおいしい」などと食べ方を紹介しています。
真下議員は「生物多様性保全の観点から、北海道が保存のために重い責任を持つべきではないか。より精度の高い調査を行い、狩猟を禁止するなどエゾライチョウの保護の必要性について検討すべきで、少なくとも『おいしい』という紹介はやめるべきだ」と迫りました。
道側は「地域別の生息数を把握し、保護の必要性を検討する。道のホームページは削除する」と答えました。
(11年03月04日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)
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