岩見沢・給食食中毒/真下道議・上田市議らが調査 | 11.03.01 |
北海道岩見沢市の学校給食で1500人を超す食中毒被害者を出した問題で、日本共産党の真下紀子道議と上田ひさし岩見沢市議、山田やすひろ岩見沢くらし・雇用・福祉対策委員長は1日、発生源である市立学校給食岩見沢共同調理所に調査に入りました。政党では初めてです。
この問題では、保健所から衛生面の不備など再三の指摘があったにもかかわらず、改善を怠っていたことが明らかになっています。
責任者である市教育委員会学校給食課の小田敏征課長から説明を受けた真下道議らは、問題の背景に、市が改善に向けた予算を確保してこなかったことがあると指摘しました。「2年前に保健所に対して『(改善のための)予算を要求しても通らない』と報告されているなどの聞き取りもある」と重大性を強調しました。
栄養士は「紫外線灯などの交換は基準通り行われていました。金額がかからないものは、指導通り改善していました」と胸の内を語りました。
今回の事件を受けて、作業用エプロンを今までの3種類から8種類に細分・使い分けし、保管庫を新たに設置することや、トイレの位置を変えることなど細部にわたり改善点が語られました。
しかし、白衣の下のズボンは各自の自宅で洗濯される点などを真下道議らが指摘。調理済みの給食を保管する冷蔵車がなかったこともわかりました。
さらに、管理栄養士らの問題提起や改善提案が検討される会議が開かれたことがないこともわかりました。
山田氏は「システム的な問題だ」と改善を求めました。
(11年03月02日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)
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