米艦 小樽入港に怒り/住民ら抗議集会 | 11.02.04 |
「小樽港を軍港にするな」―。北海道小樽市の米艦船寄港反対小樽連絡会は4日朝、小樽港に入港した米第7艦隊ミサイル駆逐艦「フィッツジェラルド」(8315トン)に抗議する集会を開きました。昨年は同時期に同艦隊の旗艦「ブルーリッジ」が入港。5日朝には苫小牧港に駆逐艦「グリッドレイ」も入港する予定です。
集会は、労働組合旗や平和・民主団体の旗が翻るなか、約70人が参加。後志小樽生活と健康を守る会の佐藤勤会長が主催者あいさつで、「雪まつりが始まる日をめざして入港してくる。核兵器も積めるフィッツジェラルドです。許せません。入港を認めた市長は、小樽市民の命を守るという責任を放棄している」と怒りをあらわにしました。
道労連の名知隆之議長は「昨日、石狩湾にニシンの群来(くき)が訪れたと報道があり、私もおすそわけをもらいましたが、米軍のおすそわけはごめんです。(米艦の入港で)道民を慣らし、北海道を基地化するのがねらいです。今日の集会を、憲法9条を守る大きなたたかいの出発点にしよう」と呼びかけました。
明るい革新道政をつくる会代表世話人の宮内さとし氏(知事選立候補予定者)も駆けつけ、フィッツジェラルドの母港は横須賀です。どうしても雪まつりに来たいのであれば、飛行機で来ればいいのに、わざわざ(軍艦で)しゃにむに入ってくる。私は、日本国憲法を道政に生かす立場で頑張ります」と語り、米艦の入港を断固拒否する姿勢を示しました。
日本共産党からは、花岡ユリ子道議、菊地よう子小樽市議(党小樽市道政相談室長)が連帯のあいさつを述べ、党小樽市議団、宮内氏らと肩を並べて、入港する「フィッツジェラルド」に向けこぶしを突き上げました。
(11年02月05日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)
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