米艦の寄港拒否せよ/平和委など小樽市長に要請 | 11.01.13 |
北海道の小樽港に米海軍第7艦隊のイージス艦フィッツジェラルドが2月5日から9日まで寄港するとしている問題で、北海道原水協、小樽市平和委員会、樽労連、新婦人など平和・民主団体は13日、港湾管理者である山田勝麿小樽市長に対し、同艦の寄港計画を拒否するよう要請しました。日本共産党からは古沢勝則市議が同席しました。
応対した市総務部にたいして、米艦船寄港反対連絡会の斎藤豊氏が要請の趣旨を説明。「毎年小樽港に入ってくる米艦に、小樽市民は不安を募らせている。小樽は非核平和都市宣言をした市でもあり、市長は平和市長会に入って活動もされている。今回きっぱりと(拒否する)判断をしていただきたい」と要望しました。
市側からは、現在、日本政府と米総領事館からの文書回答を待っている段階で、市としては①港の接岸時での物理的安全性②商業港としての機能に支障がないこと③核兵器搭載の有無の三つの判断基準で寄港の許可をしていく――などの回答がありました。
これを受け、参加者からは「文書回答に核兵器を搭載していないとの明確な文言がなければ、政府と米国に非核証明を求めてほしい。これらのことを市長として真摯(しんし)に実行することが、小樽市民への責任だ」と重ねて要求しました。
(11年01月14日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)
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