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道議団の動き
場外の降下訓練やめよ/北海道・十勝第1空挺団に要請 11.01.11

場外の降下訓練やめよ

北海道・十勝第1空挺団に要請

北海道十勝地方で、陸上自衛隊第1空挺(てい)団(千葉・習志野)が演習場外でのパラシュート降下訓練を14日から行うとしている問題で、有事法制反対十勝連絡会は11日、陸自第5旅団を通じて、第1空挺団長へ訓練の中止を求める要請書を渡しました。日本共産党の稲葉典昭帯広市議も参加しました。

訓練は、積雪地で中型や大型のヘリコプターからパラシュート降下やスキーを行うもの。鹿追町乳牛育成牧場や芽室町の民有地で、2008年から毎年繰り返されています。4回目となる今回の訓練日数は、過去最大の8日間とされています。

第1空挺団による降下訓練では、09年の芽室町での宙づり事故や、東富士演習場での死亡事故などが起きています。

要請では、第5旅団側から訓練について、(演習場以外の)さまざまな条件の土地での経験を積むためと説明があり、「町や農家と協定書を取り交わして借りている。使用料は支払っていない。参加人数は詳しくは分からない」などの回答がありました。

降下訓練は▽14日午前9時から鹿追降下場▽17日〜22日は午前8時30分から芽室降下場▽30日午前9時から鹿追降下場で予定されています(天候不良時は予備日・予備地に変更)。

連絡会は14日、22日、30日に訓練地で抗議・監視行動を行います(中心は22日)。待ち合わせ場所などの問い合わせ・連絡先は0155(34)1551(連絡会事務局・道労連十勝ブロック協議会)へ。

(11年01月14日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)