「やらせ」の責任追及/真下氏が高橋知事に | 11.12.09 |
道議会第4回定例会は9日、プルサーマル計画をめぐる「やらせ」問題で高橋はるみ知事の給与を10分の1(1カ月)減給する条例改定案や、道職員・教職員の給与削減条例案を、日本共産党以外の賛成多数で可決し、閉会しました。
本会議の質疑で日本共産党の真下紀子道議は、わずか13万8千円にとどまる知事の給与減額案について「事の重大性からみて、知事の処分を道民はどう受け止めると思いますか。道の『やらせ』関与は国民の安全よりも核燃サイクルを優先し、公正・透明な意思決定過程を著しく歪めたものです」と指摘。国や北電とともに、道が世論操作に関わってプルサーマル計画推進を決定した責任を厳しく追及しました。
高橋知事は「(プルサーマル計画は)慎重に対応しなければならない。国と北電の不適切な行為は遺憾だが、事前了解の判断に影響は与えていない」などと強弁しました。
他党議員も、「『やらせ』で道民世論がねじ曲げられた。真相は明らかになっていない」「北電からの献金額(335万円)からすれば、減給処分額は少なすぎる」と指摘しましたが、減額案には賛成しました。
(11年12月11日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)
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