北電役員の献金辞退/知事が真下道議追及で答弁 | 11.12.01 |
北海道電力泊原発(泊村)のプルサーマル計画をめぐる「やらせ」に道が関与していた問題について日本共産党の真下紀子道議は1日、道議会本会議の一般質問で高橋はるみ知事の責任を追及しました。
真下議員は「プルサーマル計画に同意した責任者は知事」と指摘したうえで、「これまでの原発推進の立場に反省の気持ちがあるのか」「知事は、道の『やらせ』関与は全くないと否定し、結果としてうそを言い続けたことになります。事実関係の全容解明に取り組み、道民への説明責任を果たすべきです」と迫りました。
また真下議員は、北電役員からの献金について、高橋知事に対応をただしました。
高橋知事は「プルサーマル発電の必要性は理解できる」とこれまでの態度を繰り返し、道の「やらせ」関与については「『不適切な発言』を重く受け止め改善策を講ずる」と述べました。
献金について高橋知事は「プルサーマル計画をめぐる北電の不適切な行為が明らかになった経緯から、北電役員からの寄付を辞退したい」と述べました。
高橋知事が「北電役員からの献金辞退」を議会で表明したのは初めてです。
真下議員は再質問で「これまで北電役員から受け取った335万円の献金は返還すべきだ」と迫りましたが、高橋知事は「いただいた寄付は適切に処理した」と返還の考えがない事を明らかにしました。
(11年12月03日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)
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