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道議団の動き
精神科医療 災害時の対応整備へ/真下道議が提案 11.11.07

道立病院

精神科医療 災害時の対応整備へ

真下道議が提案

道立病院の災害時対応整備を提案する真下道議
道立病院の災害時対応整備を提案する真下道議=7日、道議会決算特別委員会

2010年度道立病院会計決算を審議する道議会決算特別委員会が7日開催され、道保健福祉部は「道立2病院が災害時に対応する規定の整備に努める」ことを表明しました。

東日本大震災では、当初「心のケア」が求められ、被災県からの要請に応じて道立病院からも医療救護班と心のケアチームなどを派遣しました。道立の精神科病院、緑ヶ丘病院と向陽ヶ丘病院からも精神科医師、精神保健福祉士、心理判定員などを派遣し医療救護活動を行いました。

阪神淡路大震災後にまとめられた「災害時地域精神保健医療活動ガイドライン」では、心を病んだ被災者に対して「保健・予防」や「福祉的ケア」と「医療」を画一的に線引きせずに、災害時の「精神保健医療活動」として包括的に位置付けています。

日本共産党の真下紀子道議は、心のケアとともに、災害時には精神科疾患に必要な投薬治療の中断や、生活環境の激変による症状の悪化などが懸念されることから、道立の二つの精神病院が災害時に、いっそう重要な役割を果たせるよう、計画などの策定を提案しました。

道保健福祉部の田中宏之医療政策局長は「道立2病院が災害時に期待される役割を迅速に果たせるよう、災害対応に関する規定の整備に努める」と答えました。