「原発いや」 本音出そう/「やらせなし」討論会 | 11.09.24 |
「やらせが行われた会場で、本当の住民の声を出し合おう」と24日、北海道岩内(いわない)町で「原発ゼロめざす講演と後志(しりべし)住民討論会」が聞かれました。
日本共産党小樽地区委員会と五つの党町委員会が開いたものです。北海道電力の泊(とまり)原発(泊村)周辺の住民ら270人が集まり、他党派の町議も参加しました。
泊原発が目の前に見える岩内地方文化センターは、2008年の住民シンポジウムで北電のやらせが行われた会場です。
講演した日本共産党中央委員会学術・文化委員会事務局次長の改正(かいしょう)充氏は「野田佳彦内閣は原発問題でも財界直結で再稼働を推進しています」と指摘。「原発が稼働しなくても、電力供給は十分可能です」と説明しました。
改正氏は「世論に大きな変化が起きています。原発ゼロの一点で国民を結集することが大切です」と強調しました。
真下(ました)紀子道議は、知事と北電の癒着問題を追及した議会報告をしました。
会場からは「補償金をもらった負い目で原発反対を言えなかった。町長選では原発反対の票を積み上げたい」(岩内町の漁民)などの声が上がりました。
27日告示の岩内町長選挙で、原発推進の現町長と対決する、大石みゆき町長候補が決意表明をしました。
(11年09月25日付「しんぶん赤旗」より)
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