国後島方面で衝撃音/共産党「道は事実確認を」 | 11.06.17 |
北海道の羅臼町など根室管内の市町村で、国後島方面からの衝撃音が相次いで確認された問題で、日本共産党の真下紀子道議は17日、高橋はるみ道知事に対して、早急な事実確認と道民への情報提供、安全確保を求めて申し入れました。
坂本志郎党羅臼町議によると、「15日に4回の衝撃音で、ガラスが割れるかと心配だった」といいます。同町にある海上保安所や標津漁業無線局、根室市でも確認され、別海町役場の尾岱沼支所職員は、15日に4回、16日に3回、「音と煙」を目撃しています。
申し入れには、石橋哲郎党道副委員長が同席し、寺山朗道危機管理監、千葉均北方領土対策本部長が応対しました。
真下道議は、4月と5月にも大きな音と煙が確認されているという新聞報道を引いて、「国からの情報はどうなっているか」と質問。千葉本部長は、外務省ロシア局は15日の事実を承知しているが、「音源については未確認だ」と答えました。4月以降の一連の事実関係も、明らかになっでいないことがわかりました。
石橋副委員長は、「ロシアは昨年のこの時期、極東で大規模な軍事演習をおこなった。地元自治体からは、“今回も軍事演習ではないか”と心配の声が上がっている」と指摘。真下道議は、「千島列島は日本の領土であり、軍事演習だとしたら重大です。不安をいだいでいる住民に、正確で迅速な情報提供を」と強く求めました。
(11年06月18日付「しんぶん赤旗」より)
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