人工透析患者・漁師から要望聞く/宮城・気仙沼で真下道議ら | 11.06.01 |
日本共産党の真下紀子北海道議、能登谷繁旭川市議らは1日、東日本大震災で被災した宮城県気仙沼市を調査に訪れ、被災者を激励しました。秋山善治郎気仙沼市議が案内しました。
看護師でもある真下道議は、札幌市内に5月下旬まで入院し人工透析を受けていたMさん(78)=気仙沼市立病院腎友会会長=と懇談しました。Mさんは震災の影響により、地元の病院で人工透析を受けられませんでした。北海道透析医会、道腎協などの支援によって、道内20カ所以上の医療機関が受け入れた人工透析患者80人のうちの1人です。医療体制が回復したため、5月26日に気仙沼市へ帰りました。
Mさんは「仙台の病院に2、3週問行くかと思っていたが、まさか北海道に2カ月も入院するとは思わなかった」と振り返りました。同腎友会の患者の入院先に連絡し、生活相談に応じた様子について語り、「商売をしている患者は、納品や会計のため早く帰りたいという人もいた」と述べました。
真下道議は「人工透析患者は全国各地におり、その時の経験を生かさなければならない」と話しました。
真下道議らは、約10人が生活する避難所・鶴ケ浦生活文化センターで、漁業再建に向け新たに漁船を購入する際の国・県からの支援制度に関し、漁業者から要望を聞き、道の取り組みを紹介しました。
共産党気仙沼市災害対策本部を訪れ、党旭川地区委員会が集めた義援金を渡しました。
3日まで滞在し、地場産木材を使った仮設住宅の調査や、被災者から要望を聞く「御用聞き隊」などに加わる予定です。
(11年06月03日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)
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