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道議団の動き
政調費不正相次ぐ/自民系道議監査委員を辞任 11.05.25

政調費不正相次ぐ

自民系道議監査委員を辞任

北海道議会議員に支給される政務調査費の不正受給が相次いで発覚しています。

自民党・道民会議の大谷亨道議(十勝管内)は、後援会機関誌発行代の領収書のコピーを2009年度の政務調査費の収支報告書に宛名をかえて同額を計上。不正受給が判明した15万3300円を返還し、25日付で道監査委員を辞任しました。

同じく自民党の本間勲道議(上川管内)は、73万9850円を政調費と後援会の政治活動費に二重計上していました。その際、発行元の郵便事業会社で宛名を訂正、25日に約37万円を返還しました。

道から政務調査活動に、毎月会派に10万円、議員に43万円が交付されています。政調費は、議員活動を支えるために自治体から支出されている公金です。日本共産党道議団は、領収書を添付し、全面公開するよう求め続けてきました。

両議員は、ミスだと釈明していますが、相次ぐ政務調査費不正受給問題の発覚に対し、道民から不透明な使用実態の解明を求める声が広がっています。

領収書の偽装
返還ですまぬ

日本共産党・真下紀子道議の談話

真下紀子道議真下紀子道議

道政をチェックする立場の道議が不正に受給することは、許し難いことです。公金の支出に関わる領収書の偽装はもってのほかです。返還すればいいという問題ではありません。政治資金との二重計上によって捻出されたお金はいったい何に使われたのか、明らかにされていません。まして、大谷議員は全会一致で監査委員に選任されたばかりです。議員辞職に値する重大なことではないでしょうか。

(11年05月28日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)