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申し入れ

道道2路線(天人峡美瑛・旭川旭岳温泉線)等の豪雨被害対策を求める緊急要望

10.08.26

道道2路線(天人峡美瑛・旭川旭岳温泉線)等の豪雨被害対策を求める緊急要望

北海道知事 高橋 はるみ 様

2010年8月26日

日本共産党道議団 幹事長 真下紀子

8月24日未明の豪雨によって、上川管内東川町・美瑛町の道道天人峡美瑛線と旭川旭岳温泉線では道路が陥没・欠損し、車3台が転落、男性一人が死亡、また、男性一人が行方不明となる重大な被害がおこっている。共産党調査団は25日、上忠別橋と天人峡線、停電被害をもたらした土砂崩れ・倒木被害現場などの現地調査を行い、関係者を激励した。

本道では、2003年(平成15年)の台風10号による被害を繰り返さないために、道は道路管理の改善を行ったが、今回の被害を防ぐことはできなかったことは誠に慙愧に堪えない。

観光シーズンにもかかわらず、被災地域では停電、断水だけでなく、災害時に現地と連絡がとれないなど新たな課題も指摘され、今後の影響についても不安が生じている。

道路パトロールや通行規制、連絡体制など道路管理上の課題の検証にとどまらず、衛星通信を使った通信体制の整備など、昨今の集中的な豪雨に対する有効な対策の検証が急がれており、一刻の猶予も許されない。また、観光関係者からは休業や風評被害などへの不安の声も上がっている。

一刻も早い復旧とともに、行方不明者の捜索、災害被害を防ぐ総合的な対策にとりくむことを緊急に要望する。

  1. 行方不明者の捜索に全力を挙げること

  2. 道路、電気設備などのライフラインの一刻も早い復旧と、復旧予算の確保に全力をあげること

  3. 今回の豪雨災害を教訓にして、被害の原因調査、被害を防ぐために課題を明らかにし道路管埋めあり方、災害対策橋梁の安全点検基準、初期連絡体制、路パトロール、降雨量と通行規制についてなどを検証し、新たな基準・計画などにとりくむこと

  4. 災害時の関係各機関との連携・情報伝達の在り方について検証すること

  5. 孤立地域対策として通信ツールの整備にとりくむこと

以 上