TPP問題で紙議員ら/北海道農協中央会長と懇談 | 10.11.08 |
日本共産党の紙智子参院議員と党道委員会は8日、TPP問題で、北海道農業協同組合中央会の飛田稔章会長らと懇談しました。西野敏郭道委員長、花岡ユリ子、真下紀子両道議、畠山和也政策委員長らが同席しました。
懇談では、飛田会長が「TPPは大変心配なことです。輸出もありますが、その前に国民の食料をどうするんだという問題。国民の命が大切です」と切り出し、TPPで農業が壊滅的打撃を受けるしくみを、多くの国民に知ってもらうために、「北海道、そして、われわれ農業者が発信していく責任がある」と述べました。
紙氏は「農業だけの問題でなく、北海道経済全体が成り立たなくなる。道経連もふくめて北海道あげて反対を表明し、運動に取り組んでいる点が大事です。われわれも国民の命にかかわる問題として、国民的な運動をと呼びかけています」と応じました。
民主党の前原誠司外相が「1.5%の(農業の)ために(他の産業の)98.5%を犠牲にするのか」とTPPへの参加を進めようとしている問題で飛田氏が「1.5%の議論は、閣僚の発言としてまったくナンセンス」と怒りを表明。「1.5%だからというのではなくて、1.5%があるからこそ、残りの98.5%を稼働させることができるんだ」と強調しました。
(10年11月09日付「しんぶん赤旗」より)
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