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道議団の動き
JR在来線維持/道立高存/函館市長らと意見交換 10.08.20

JR在来線維持/道立高存続

函館市長らと意見交換

花岡道議、古岡党函館地区道政対策委員長

西尾市長と懇談する花岡道議と古岡氏西尾市長と懇談する花岡道議と古岡氏=20日

日本共産党の花岡ユリ子道議団長と古岡ともや党函館地区道政対策委員長は20日、函館市の西尾正範市長、多賀谷智市教育長らをそれぞれ訪ね、新幹線と並行在来線、道立戸井高校の統廃合問題で意見交換しました。党函館市議団が同席しました。

2015年開業予定の北海道新幹線・青森―新函館(仮称)間の、その後の札幌延伸について、JR北海道は3月、並行在来線となる函館本線のうち函館−小樽間を経営分離する方針を発表しました。西尾市長は、函館―新函館(函館本線・渡島大野駅)は「アクセス路線」としてJR北海道が運営すべきだと反発。市議会も経営分離に反対する決議をあげています。

西尾市長は花岡道議らに対し、現函館駅と周辺整備に100億円以上、そのうち新駅舎に50億円を投じてきたことなど経緯を説明。「(JR北海道支援の)経営安定化基金を(函館本線の運営に)活用すべきだという渡島管内の首長もいる」と紹介し、“経営分離先にありき”で対策を示してこなかった道を批判しました。

花岡道議は、「私の地元の後志(しりべし)・小樽でも、JRによる函館本線の経営の維持を求める署名運動が広がっています」とのべ、一致点での共同を呼びかけました。

道教委が6月に、戸井高校の2013年度からの募集停止を発表したことについて、多賀谷市教育長は「少子化のもと、戸井高校を存続させるために市立恵山高校を09年3月で廃止したばかり。…コンブ漁を手伝いながら地元の高校に通うことができなくなる」と懸念を表明しました。

花岡道議は、同日午前に戸井高校の佐藤敏行校長を訪れたことを紹介し、「3年生は20人ですが1年生は27人と増えています。教育実践で効果をあげ、地元から評価されていることの表れです」と話しました。党道議団としても、存続を求めていくと表明しました。

(10年08月25日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)