サクランボ病害調査/余市、仁木で花岡道議 | 10.07.06 |
“果物とやすらぎの里”として知られる北海道余市町、仁木町では、サクランボの収穫期を前に、細菌の繁殖による灰星(はいぼし)病と幼果菌核(ようかきんかく)病の被害が生産者を襲っています。
日本共産党の花岡ユリ子道議らは6日、被害にあった果樹園を訪れ、聞き取り調査をしました。「過去に例がない」という余市町の果樹園は、「3割が被害にあっている。開花の前後、ガスがかった日が多かった。地形、場所によって違う」といいます。花岡道議の「来年の影響は?」との問いには、「焼くか、埋めるしかない」と語ります。
仁木町の杢保(もくぼ)果樹園は、「サクランボをとるのをやめて、プルーンなどほかの仕事をしている人もいる」と話します。
あまりにも実の少ない木を前に、調査団からも「これだと泣けちゃうね」と思わず声がもれるほど。「高橋(はるみ)知事に見てもらいたい」と同行の佐々木まさえ余市町議が声を荒らげました。
花岡道議らは、「道に状況を伝え、雨よけの補助を早急に要請します」と約束し、手を取り激励しました。
余市町役場では、後志農業改良センター・北後志支所の佐々木徳雄支所長と余市町農林水産課の大西陽一課長から被害についての説明を受けました。
調査には余市町の熊倉義城、渡辺正治両町議と中谷栄利前町議、仁木町の上村智恵子町議が参加しました。
(10年07月08日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)
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