JR北海道/真下道議安全対策求める | 10.06.23 |
JR北海道は今年1月の深川―滝川間の脱線事故のほか、踏切施設や車両の不具合、ドアが開いたままの走行など、トラブルやミスが続発しています。JR北海道の安全運行に道民から不安の声が日本共産党道議団に寄せられました。
6月23日、真下紀子道議が道議会予算特別委員会で質問。JR北海道が公表している安全報告書によると、報告義務のある鉄道運転事故が5年間で69件にのぼっています。2009年度は13件で、08年より3件増加し、07年度から事故が増加傾向となっていることが道の答弁で明らかとなりました。
そのほか、踏切施設の異常やレールの破損、オーバーランなど保守管理上のミスや人為的ミスが原因のトラブルが続発しています。
真下議員は「小さな事故の積み重ねは重大事故の背景」と指摘し、TR北海道に事故防止を申し入れるとともに、鉄道運行上のトラブル・ミスの情報公開を求めるべきだ」とただしました。
成田一憲総合政策部長は「北海道交通安全対策会議の場で働きかけ、積極的な情報公開に努めるようJR北海道に伝える」「バス・運送業者など、他の公共交通の安全についても安全対策を講じるよう働きかける」と答弁しました。
組合員の採用差別を行ったJR北海道は、北海道新幹線の札幌延伸に伴う並行在来線の存続について、地元自治体の反対にもかかわらず経営分離を表明しています。真下議員は「地方の公共交通機関としての役割を放棄する姿勢が見え、不信を抱かざるを得ない」と指摘し、安全対策を強く求めています。
(10年07月15日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)
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