短期証 56保険者が「留め置き」/花岡道議に答弁 | 10.03.17 |
日本共産党の花岡ユリ子道議は17日、第1回道議会定例会の予算特別委員会で、国民健康保険の短明被保険者証を「留保」(窓口で留め置き)する問題について質問しました。道内157の国保保険者(自治体や広域連合)のうち、少なくとも56保険者が「留め置き」している実態がわかりました。
道が短期証の留め置き状況を公表したのは初めて。
道によると短明証を「窓口交付」している15保険者に対し「窓□を訪れる場合の取り扱い」について質問したところ、「窓□でのみの交付」(留め置き)が56にのぼり、「一定期間内に郵送等で届ける」は20にとどまりました。
昨年12月に厚労省から出された通知では、短期証の交付について、保険料を滞納している世帯主が「一定期間、これを窓口で留保することはやむを得ないが、留保が長期間に及ぶことは望ましくない」とし、特に15歳までの被保険者がいる場合、「窓□における留保を放置することなく、電話連絡や家庭訪問等により接触を試み、できるだけ速やかに手元に届けるよう努める」ことが示されています。道内では、高校生以下の留め置きは解消されています。
花岡氏は、留め置きは「人権無視ではないか」と厳しく指摘し、厚労省の通知にそって、通やかにやめるよう道に求めました。
道は「来年度早々に開催する会議や研修会などを通じて、保険者に対する取り扱いの趣旨の徹底に努める」と答弁しました。
(10年03月21日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)
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