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道議団の動き
保育待機児解消へ/知事が答弁/共産党議員が基金活用提案 10.02.23

保育待機児を解消へ

北海道知事が答弁

共産党議員が基金活用提案

第1回定例道議会が23日開かれ、国の補正予算による「北海道安心こども基金」の審議のなかで、日本共産党の真下紀子道議は、道内の保育所待機児童が2517人にのぼることを明らかにし、基金を活用して待機児童を解消するよう求めました。

子どもを安心して育てることができる体制の整備を図るとして、2008年度に設置した「基金」は、すでに約103億円が計上され、今回の補正予算で新たに約25億円を積み増しする予定です。

高橋はるみ知事は真下議員の質問に、この基金を活用して09年度で約630人、10年度には約1260人、計1890人の待機児童が解消される見込みを示し、計画的な解消に取り組むと答弁しました。

待機児童が解消されず、社会問題となっていますが国の基準では、全道で1399人と過少にカウントされています。実際には希望しても入所できない児童総数は2517人にのぼっていると知事が明らかにしました。

また、民主党政権の、超過入所の上限撤廃を趣旨とする2月17日付の通知などについて、高橋知事は「全国どこでも保育の質が保障されることが重要。各市町村や保育関係団体の意見を聞き、国に必要な提案をする」と答えました。

(10年02月25日付「しんぶん赤旗」より)