NTT転籍強要/大門議員追及/花岡道議が激励の声 | 10.01.27 |
「政府のおひざ元・NTTでの無法を正せるかどうかが、鳩山政権が非正規雇用の改善に本気かどうかの試金石になる」―。日本共産党の大門みきし議員は1月27日の参院予算委員会で、NTT東日本―北海道で行われている契約社員から登録型派遣社員への転籍強要問題を怒りを込めて告発し、「現場の労働者を救える派遣法改正を」と求めました。
政府は派遣法改正で登録型派遣を「原則禁止」にする方針ですが、その政府が最大株主で、事業計画も認可するNTTで、逆行する事態が進行しています。
NTT東日本―北海道が1日付で、契約社員700人のうち680人を同じグループの派遣会社に転籍(10人は退職、10人は転籍拒否)させた無法の実態を突きつけた大門氏。「転籍に同意しないと雇い止めにする」など、詐欺や脅迫まがいの手口を使っていることも明らかにし、「こういう違法行為を放置するのか」と迫りました。
原口一博総務相は、「違法行為があれば、適切に是正をされるべきだ」と答弁しました。
さらに大門氏が鳩山由紀夫首相に対して「NTT東日本には2兆円もの内部留保がある。契約社員の犠牲で利益を積み上げ、今度は使い捨ての登録型派遣にする、こんなことが許されるのか」とただすと、首相は「違法行為があれば、当然適切に対処しなければならない」と述べました。
NTT東日本−北海道が、契約社員700人を同じグループ内の人材派遣会社に半強制的に転籍させ、より不安定な登録型派遣労働に移し替えた違法行為をめぐり、27日の参院予算委員会で、大株主である政府の責任を追及した日本共産党の大門みきし議員に、日本共産党の花岡ユリ子議員が感謝と激励の声を寄せました。
政府が30%以上の株式を保有している企業、NTTの違法行為を野放しにするのは許せないことです。
大門議員の追及で、長妻大臣が、懸念があるといって違法行為があれば調査し指導するとのべたのだから、即座に是正すべきです。
道議会でも、本来、非正規雇用に対しては補助しないとする道の補助金が、NTTテレマートにでていた問題を追及しました。
道民の雇用を守るうえで、NTT問題は、今後、国会議員団とも連携して議会でひきつづき追及していきたい。
(10年01月28日付「しんぶん赤旗」より)
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