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道議団の動き
サンル・平取ダム/本体着工費計上せず 09.12.25

サンル・平取ダム凍結

本体着工費計上せず

25日に閣議決定された2010年度予算案で、国土交通省の全国のダム事業見直しに関連し、道内のサンルダム(下川町)と平取ダム(平取町)について、本体着工の工事費が計上されず、凍結が決まりました。

前原誠司国交大臣が10月に、国直轄ダム事業の見直しで、新たな本体工事を中止することを明らかにし、工事凍結の方向だったサンル、平取両ダム。早くから建設反対を訴えてきた地元住民団体や自然保護団体は、国や各党国会議員らに見直し、中止を求め要請してきました。

花岡道議の話

平取ダム、サンルダムの建設が凍結・中止の方向になったのは、ねばり強く中止を求め続けてきた自然保護団体の運動などの成果です。道議会では、日本共産党だけが建設に反対してきました。今後、ダムだけでなく、高規格道路など一つひとつ検証し、生活、安全最優先の公共事業に転換することが大事です。

前原大臣の見直し表明時に、下川町の住民団体である「サンルダム建設を考える集い」の渋谷静男代表は「治水にも利水にも役立たないサンルダムの建設を推進してきた国は反省してほしい」とのべていました。「日高町平取ダム建設問題協議会」の松井和男代表は「住民の運動が実ってうれしい」とのべ、「今回はあくまで凍結であり、中止が決まったわけではない。たたかいはこれからです」と話していました。

日本共産党は、紙智子参院議員をはじめ党道議団、地方議員らが、現地調査や地元関係者らと懇談するなどして、自然環境を守るうえで、ダムに頼らない治水対策の必要性を訴えてきました。

(09年12月26日付「しんぶん赤旗」北海道のページより)