PCB処理施設でダイオキシン検出/共産党が室蘭市長と事業所に申入れ | 09.12.16 |
室蘭市内のPCB(ポリ塩化ビフェニール)処理施設の排気から高い濃度のダイオキシン類が検出された問題で、日本共産党室蘭地区委員会は15日、新宮正志市長に対し、日本環境安全事業(JESCO)道事業所に直ちに操業停止を求めるよう申し入れました。
高橋克美地区委員長、田村農夫成市議の要請に、三谷洋一総務部長、田中洋一生活環境部長が応対しました。
室蘭市などによると、道が9月4日に行った検査で排気から1立方メートル当たり0.1ナノグラムのダイオキシン類を検出しました。排出管理目標値0.1ナノグラムを「超過する恐れがある」として道が14日公表しました。
田村市議らは「施設誘致にあたって市は、国の基準より厳しい内容で運転されるとして市民理解を求めてきた。今回の検出は、その基準を超える重大な問題だ」と指摘。監督官庁として市が直接調査し、事故原因を究明し市民と議会に報告することなど求めました。
市側は、市民への情報開示について、現在の体制を改め新たな方法を検討したいと述べました。その上で、「今回の事故原因を究明し市民、議会に報告します」と述べました。
同地区委員会は16日、JESCOに対し「『事故隠し』ともいえる対応に厳しく抗議する」として、事故の全容が明らかになるまで操業停止することなどを申し入れました。
JESCO道事業所は、共産党の現地調査などで、事故・トラブルが連続して発生していたことが明らかになっています。
(09年12月17日付「しんぶん赤旗」北海道のページより)
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