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道議団の動き
夕張再生へ緊急要望/共産党「道は市民の意思尊重を」 09.12.15

夕張再生へ緊急要望

共産党「道は市民の意思尊重を」

北海道夕張市の財政両生計画素案の「たたき台」に対して道が新規事業の大幅圧縮を求めていることに関し、日本共産党道委員会、同道議団、同夕張市委員会は15日、高橋はるみ知事に「たたき台」の尊重を要望しました。

地方公共団体財政健全化法に基づき夕張市が11月に公表した再生計画素案の「たたき台」で、市営住宅の再編、市立診療所の改築、敬老パスなど87項目の新規事業を追加。支出の増加により、現計画で2024年度に解消する赤字は177億円残る計算です。このため、道は事業の圧縮を求めています。

緊急要望には、はたやま和也道委員会政策委員長、真下紀子道議、熊谷桂子夕張市委員会政策委員長、滝口光男タ張市委員会副委員長が参加。高井修副知事らが応対しました。

はたやま氏は「たたき台は、市民の生活実態と、2回の住民説明会で意見を積み上げて作り上げたもの」と市民の意思や地方自治を尊重するよう求めました。

熊谷氏は「生活に必要最小限の87項目であることを理解してほしい。夕張市民が、地元で結婚し子育てできて定住することこそが、夕張の再生になる」と訴えました。

高井副知事は、「(87項目は)決して無駄なものとは思っていない。道として何が支援できるか検討している」と述べました。

要請では「たたき台」に対し道が、意見を付し事業縮小「指導」に乗り出すことは地方自治の原則に反すると指摘。その上で、①不当な「指導」をやめ夕張市の「たたき台」の尊重②「地域産業・生活支援の計画」づくりの応援③国に対して特別の対策を求めること−を要望しました。

(09年12月16日付「しんぶん赤旗」より)