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道議団の動き
使用済み核燃料/泊原発に貯蔵拡大か/花岡道議ただす 09.12.08

使用済み核燃料

泊原発に貯蔵拡大か

花岡道議が知事ただす

“泊原発内で使用済み核燃料が、今後20年間貯蔵可能”―。

このほど開かれた道議会予算特別委員会(12/8)で、日本共産党の花岡ユリ子道議の質問に対して、道側が答えたものです。青森県六ケ所村の核燃料サイクル施設でトラブルが相次ぐなか、国内の各原子力発電所が、使用済み核燃料の貯蔵能力を拡大せざるをえない矛盾を示しました。

六ケ所村の再処理施設は、1992年以降、事故等でしゅん工時期を14回延期。道は答弁で、六ケ所村の高レベル廃棄物処理施設などで、今年になって事故や人為ミスが相次いでいるにもかかわらず、「特段の技術的課題は見当たらない」という国の見解をくり返しました。

花岡道議は、事故等にともない、六ケ所村で使用済み核燃料を再処理できない問題をただしました。道は、使用済み核燃料の貯蔵能力に対する貯蔵量の来年度末見込みが、六ケ所村では91.4%、泊村が81.0%に達するとして、「長期に対応できる空き容量ではない」と認めつつ、北電が泊3号機の稼働にかかわって貯蔵能力を増やし、「20年程度の貯蔵が可能」だと答えました。

花岡道議は11月、六ケ所村の核燃料サイクル事業と、ウランや核廃棄物を陸揚げする、むつ小川原港を視察しました。高橋はるみ知事に対して、「現地の実態を確かめるべき」だと要求。知事は「情報収集に努める」と答えました。

(09年12月18日付「しんぶん赤旗」北海道のページより)