住宅リフォーム支援を/道議会委で花岡議員 | 09.12.04 |
日本共産党の花岡ユリ子道議は、4日の道議会予算特別委員会で、建設部、水産林務部、農政部所管の問題で質問しました。
建設部では、全国で広がっている住宅リフォーム事業についてただしました。
道内での過去5年間の新築住宅着工戸数の推移をたずねた花岡氏は、特に戸建ての住宅の建設が落ち込んでいることを指摘し、「経済指標として住宅着工戸数も一つの目安となるが、全国ではリフォーム事業の経済効果も高いという数値が明らかになっている」と紹介。「リフォーム事業は、道内の不況の底上げを図るために有効だ。道として支援策を考えるべきではないか」と迫りました。
山田博人住宅局長は、リフォーム工事に助成する市町村に対し補助する、国の地域住宅交付金制度の積極的な活用を促していくとのべ、「消費者が安心してリフォームを行えるよう、3月から道独自にリフォーム事業者の登録制度を創設し情報提供を開始した」と答えました。
道側がリフォーム助成による経済効果で岩見沢市の実績として、補助額5200万円、工事費総額6億円になっていることを明らかにしたのに対し、花岡氏は「10倍以上の経済効果がある。道として積極的に支援すべきだ」と強く求めました。
道は、2008年度に、1101戸の募集に対し13.0倍の応募倍率があった道営住宅を、10年間で1300戸減らすことにしています。花岡氏は「住宅の保障は道の責任もある。戸数を減らすだけでなく、高齢者や障害者対応などの住宅をもっと増やすべきではないか」と求めました。
宮木康二建設部長は、「北海道住生活基本計画」で公営住宅の整備にあたり、地域の住民生活に最も身近な自治体である市町村が主体的にすすめ、道はその補完的な役割を担うことを基本としているとして、「市町村の住宅・福祉施策と連携を図り、安全で安心して暮らせる道営住宅の整備を計画的にすすめていく」と答えました。
花岡氏は「住宅建築は経済効果も高い。ダムなどの公共事業をやめて、住宅を建設することこそ道民は求めている。削減でなく建設をすすめるべきだ」と訴えました。
(09年12月05日付「しんぶん赤旗」北海道のページより)
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