知事「管理に問題」/違法コピーで真下道議に | 09.12.02 |
道庁内などでコンピューターソフトを違法にコピーしていたため、道は第4回定例会に必要分の購入のため1億4000万円の補正予算を計上しています。
2007年にマイクロソフト社から共同でソフトのコピーについて調査検討の申し入れがあり、一次調査の結果、約6000本のライセンス証書の不足が判明し、他のソフトについてさらに2次調査を行っています。成田一憲道総合政策部長は「ハンドブックを使って適切に研修を行った」と答弁しました。
2日、この問題で質問に立った日本共産党の真下紀子議員は、「道の著作権にかんする記載はセキュリティー対策基準にあっただけで、実際に研修に使うハンドブックには、何も記載されていない」と述べ、「研修をやっても効果が上がるはずがない」と厳しく批判しました。
さらに「管理者の許可手続き規定も設けていない“穴あき基準”だった」と指摘、「2年半前の調査依頼時点で速やかな対応が必要だった。危機意識を持った新たな管理体制の構築が必要だ」と、再質問で高橋はるみ知事にただしました。
高橋知事は「迅速な対応に反省すべき点があった。管理面で問題があり、再発防止に万全を期す」と答えました。
教育庁でも同様の違法コピーが308本あり、約900万円の補正が含まれていると答弁した髙橋教一教育長は「心からおわびする」と謝罪しました。
道警察では管理者権限でソフトの追加ができないようになっているパソコン以外について調査中と、鎌田聡本部長が答えました。
(09年12月09日付「しんぶん赤旗」北海道のページより)
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