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道議団の動き
大規模林道は全面的に中止/真下道議に知事 09.11.12

大規模林道は全面的に中止

真下道議に知事

高橋はるみ知事は12日、大規模林道事業の全面中止を明らかにしました。

道議会決算特別委員会で、日本共産党の真下紀子道議の質問に答えたものです。

道内で計画されている大規模林道は、滝尾・厚和線(65.4キロメートル)、平取・えりも線(72.1キロメートル)、置戸・阿寒線(63.3キロメートル)の3路線で総延長は200.8キロメートルです。

総事業費は937億円で、07年度までに335億円が投じられています。今回の事業中止で今後約600億円の事業費が投入されないことになります。

事業の中止を求める真下道議に対して、高橋知事は「事業の費用対効果が見込めないこと、地元市町村に事業を実施する意向がないこと、緊急性や優先性が低いこと」を理由にあげ、「いずれの区間においても実施は難しいと考えている」と答弁しました。

日本共産党道議団は大規模林道について、必要性に乏しいうえに地元負担が大きく、自然を破壊するものと、一貫して事業の中止を求めてきました。

(09年11月17日付「しんぶん赤旗」北海道のページより)