農道空港輸送実績1回だけ/真下道議が実態明らかに | 09.11.10 |
日本共産党の真下紀子道議は、10日の道議会決算特別委員会で、2005年度以降、農産物輸送の実績のない農道空港について、実態を明らかにしました。
農産物を空輸する目的で、1992年から97年にかけて、新得町、美唄市、余市町、北見市の道内4ヵ所につくられた農道空港。道がまとめた04年度から08年度の利用状況によると、農産物の空輸は04年度に北見市で1回だけとなっています。現在、農産物輸送以外の農業利用として、ヘリコプターによる野ねずみ駆除の薬剤散布のための離発着に利用されています。
真下氏は、利用目的の緩和によって、多目的利用が可能となったことによる利用状況をたずねました。
長谷部友二農村整備課長は、農業以外の航空機利用で、防災・緊急搬送やグライダーなどのスカイスポーツ、農業まつりなどの各種イベントの会場としても利用されていると報告しました。
農道空港の活用による利用収入と維持管理費の収支は、04〜08年度の5年間をみると、新得町ではほぼ均衡し、他の3市町では赤字になっています。
真下氏は、きびしい財政のなかで、今後、目的にかなった事業を推進していくことが必要だと指摘しました。
(09年11月12日付「しんぶん赤旗」北海道のページより)
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