市民オンブズマン/道議会政調費返還求め提訴 | 09.10.30 |
北海道議会に道が交付した2008年度の政務調査費には地方自治法に違反する支出が含まれるとして、札幌市民オンブズマン(代表・太田賢二弁護士)は10月30日、道に対し、民主、自民両会派と各会派道議から総額約1億1千万円を返還させるよう求める訴訟を札幌地裁に起こしました。
訴状によると、民主党会派は同党北海道連などに2252万円、自民党会派は同党道連に4356万円をそれぞれ「調査研究費」として支出していますが、政治資金収支報告書や添付の領収書の写しでは金額の積算根拠などは不明といいます。
また、全会派にわたる道議72人は政務調査費から車両リース・ガソリン代として総額約4200万円を支出していますが、領収書の写しは一切添付されておらず、ともに地方自治法に定める「議員の調査研究に資するため必要な経費」とは認められないとしています。
道法制文書課は「訴状の内容を見てから、対応について検討したい」と話しています。
(09年11月04日付「しんぶん赤旗」北海道のページより)
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