「核密約」/ダム建設/花岡道議が知事ただす | 09.09.30 |
日本共産党の花岡ユリ子議員が30日、道議会の一般質問に立ち、スタートした鳩山新政権への評価や「核密約」問題、ダム問題に象徴される無駄な公共事業見直しなどを中心に、高橋はるみ知事の考えをただしました。
今回の総選挙で国民が「自公政権ノー」の審判を下した結果について花岡氏は、「なりふり構わず自公の候補者を応援した知事としてどう受け止めるのか」と述べるとともに、「この1年間だけでも自公候補者への応援が11人53カ所にも及んでいる」と、過去の知事ではありえない異常ぶりを指摘。「やり過ぎではなかったのか」と追及しました。
高橋知事は「公務に支障がない範囲」と開き直る姿勢を繰り返しました。
新政権が調査約束を表明した「核密約」問題では、2009年までの13年間で道内の港湾に米艦船37隻が寄港していることを挙げて質問しました。道側担当者は最近の外務省答弁をもとに「核兵器の搭載能力は撤去された状態である」と答弁しました。花岡氏は再質問で、石狩湾新港に核搭載可能艦船が入っていることを挙げて、「核兵器を積んでいない証明書を出さないと寄港を認めない『神戸方式』にならうべきだ」と提起しました。
高橋知事は「寄港申し出があったら核搭載の有無を国に確認していきたい」と述べました。「核密約」の早期公表・廃棄の国への要求には「政府が調査結果を明らかにし、適切に対応するよう期待する」と答えました。
国が表明した全国143ヵ所のダム建設全面見直しについて、うち道内10ヵ所の見直しを強く求めましたが、「国の動向を注視していきたい」と答えるにとどまりました。
(09年10月01日付「しんぶん赤旗」北海道のページより)
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