母子加算復活/「国の動向見極め、速やかに対応」 | 09.09.30 |
生活保護世帯の母子加算復活を求める声が広がっています。道議会で高橋はるみ知事は9月30日、日本共産党・花岡ユリ子議員の一般質問にこれまでの答弁を変え、「国の動向を見極め、速やかに対応する。大変厳しい環境で子育てする母子世帯の苦労を踏まえ、適切な相談・支援に努める」と答えました。
社会保障の連続改悪の中で自公政権が強行した母子加算廃止に対し、北海道はじめ全国で生存権(人権)裁判として母親らが立ち上がりました。国会では共産、民主、社民3党が復活を求め、参院では改正法案が可決しています。しかし党道議団の5回の質問に、高橋知事は冷めた答弁を繰り返していました。
政権が代わり、長妻昭厚生労働相が復活の方向を示す中で、知事にただしました。花岡議員は「一人親家庭は大変厳しい生活実態で、高校進学をあきらめる、修学旅行や部活をやめるなど深刻な状況が次々に明らかになっている」とあらためて見解を求めました。
高橋知事は「母子加算の見直し(廃止)の根拠となった調査のサンプル数が少なく疑問や批判の声が上がる中で、(改正法案の参院可決など)社会全体が母子加算に注目している」と述べました。
花岡議員は「6回目の質問で初めて母子家庭の親子に心を寄せる知事の答弁を聞きました」と述べ、母子加算復活、支援体制の充実を求めました。
09年10月06日付「しんぶん赤旗」北海道のページより
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