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道議団の動き
強制同化政策への謝罪求める/花岡道議が道議会で 09.09.30

強制同化政策への謝罪求める

花岡道議が道議会で

求められる具体的なアイヌ政策の展開

2007年9月、国連で「先住民族の権利宣言」採択。08年6月、「アイヌを先住民族と認める決議」が衆参両院で全会一致で採択。この決議を受けて、内閣官房に「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会」が設置され、一年間の検討の後、この7月29日、報告書が提出され、8月12日に「アイヌ政策調整室」が設置されました。

道議会では花岡ユリ子道議が、9月定例議会でアイヌ問題をとりあげました。要旨を紹介します。

花岡ユリ子道議は、9月30日開かれた道議会の一般質問で、高橋はるみ知事に対して、オーストラリアやカナダでは、「先住民族の権利宣言」採択後、両国政府が過去に先住民族に対しておこなった同化政策について謝罪したことを示し、「国の出先機関として同化施策を行った北海道の知事として率先して謝罪し、政府としても公式に謝罪すべきであり、有識者懇談会のメンバーであった知事として積極的に国に提言すべき」と求めました。

高橋知事は、有識者懇の報告書の内容をあげ、「国が主体となって早急に取り組むよう積極的に働きかけてまいりたい」というだけで、強制同化政策に対する謝罪には触れませんでした。

(09年10月18日付「ほっかい新報」より)