四島交流事業で医師派遣/根室病院に支援強化を | 09.08.04 |
日本共産党の花岡ユリ子道議は8月4日の道議会北方領土対策特別委員会で、四島交流(ビザなし交流)事業に医師を派遣している市立根室病院への支援強化を求めました。
日本から歯舞、色丹、国後、択捉の各島への渡航事業は、元島民や家族らが対象となっている自由訪問と墓参事業、一般の人も参加できるビザなし交流の三つです。
花岡氏は、参加者の健康維持のために派遣される医師の同行実績を質問しました。
道は、2006〜08年度の3年間で▼墓参事業に道職員の医師12人▼自由訪問に市立根室病院の医師11人▼ビザなし交流に市立病院医師25人、道外の医師1人と市立病院の看護師3人―が渡航事業に同行したと答えました。
花岡氏は、市立病院が医師不足のなか、無償で交流事業に医師を派遣してきたと追及。「補償が必要だ」とただしたのに対し、越前雅裕・道北方領土対策本部長は、関係機関と「協議、検討していきたい」と答えました。
花岡氏はまた、千島海溝に起因する巨大地震のリスク対策について、要求しました。
道は、根室支庁両辺が今後30年以内に震度6弱以上の地震に見舞われる可能性は63%と予想されていると答弁。花岡氏は災害拠点病院に指定されている市立病院の耐震化を特別の位置づけで推進するよう求めました。
(09年09月03日付「しんぶん赤旗」北海道のページより)
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