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道議団の動き
雇用や福祉はお粗末/真下道議/補正予算で反対討論 09.07.03

雇用や福祉はお粗末

真下道議補正予算で反対討論

日本共産党道議団は3日、第2回定例道議会の最終日、本会議で道一般会計補正予算案など6議案に反対しました。賛成は15議案です。

真下紀子道議が反対討論に立ちました。一般会計補正予算案への反対理由として、国の直轄事業負担金の中身が「ブラックボックス」状態であるにもかかわらず、「250億円が計上されている」と厳しく指摘。国と同様の問題が明らかになった道の実施事業の市町村負担金についても、「早急に改善策を発表すべきだ」と求めました。

緊急雇用創出推進費が7億円、保健福祉部関連予算が5.4億円であり、「道民の雇用と福祉、中小企業や第1次産業を支える予算はお粗末」だと批判しました。他県の例も示しつつ、ホームレスや一人親の支援、「緊急求職者総合支援センター」の設置などの雇用対策とともに、耐震化や小水力発電、耕作放棄地の再生など、「費用対効果の高い事業を積極的に創出すべきだ」と提案しました。

意見書は14本が可決されました。「核兵器の廃絶と恒久平和を求める意見書」は、日本共産党の提案で、核兵器廃絶の先頭に立つべき日本の「責務」が書き込まれました。

自民、公明両党が提出した鳩山由紀夫民主党代表の「政治資金偽装献金の全容解明と明確な説明を求める意見書」をめぐって自民と民主の攻防が続き、道議会は深夜まで紛糾。日本共産党も賛成し、賛成多数で可決しました。民主とフロンティアは反対しました。

(09年07月05日付「しんぶん赤旗」北海道のページより)