市町村負担に人件費/花岡道議の質問で明らかに | 09.07.02 |
日本共産党の花岡ユリ子道議は2日の道議会予算特別委員会で、高橋はるみ知事への総括質問に立ちました。
一般質問で真下紀子道議が取り上げた道公共事業経費の一部を市町村に負担させる問題で、「知事が指示した2009年度の道事業の全庁調査結果はどうなったのか。調査結果公表と市町村への説明が遅れているのは問題だ」と追及。高橋知事は「点検・調査中で市町村負担に人件費などを含む事業もある」と認めましたが、公表の時期は「できるだけ早く」というだけで、あいまいにしました。
花岡氏は道が実施する2009年度公共事業の市町村負担金に言及し、建設部が行っているJR函館本線の連続立体交差事業では江別市に約3億8400万円の負担を予定しており、うち人件費が約140万円(共済金掛け金約30万円含む)であることを明らかにしました。
石狩川、函館、十勝川の3流域下水道事業では、函館市など17市町から総額5億4900万円を予定し、うち人件費が約1300万円(共済金掛け金約230万円含む)となっていることも明らかになりました。
国の直轄事業負担金に関し、国営かんがい排水事業(土地改良事業)で、市町村だけでなく農家にも負担を押しつけていたことが党道議団の質問で発覚し、花岡氏は「道内46地区で退職金分約4億2000万円、共済組合負担金約6億9000万円にもなる」とただしました。高橋知事が「(対象外とするよう)見直しを求めている」と従来の答弁をくり返したため、花岡氏は「厳しいなかで頑張っている農家に負担させるのはおかしい」と、早急に是正するよう重ねて要求しました。
(09年07月03日付「しんぶん赤旗」北海道のページより)
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