夕張市の小中1校化計画/貴重な放課後奪う/道議会で花岡議員 | 09.07.01 |
日本共産党の花岡ユリ子道議は1日、道議会第2回定例会で夕張市がすすめる市内小・中学校の統廃合計画についてただしました。
夕張市は、財政再建が課題となっているなか、現在の6小学校、3中学校を小・中学校とも1校とする計画を発表。通学手段が当初のスクールバスから路線バスに変更することに保護者から不安の声が上がっています。
花岡氏の質問に、道教委は、小・中学校が各1校の道内23自治体のうち、20自治体がスクールバスを運行し、「路線バスのみの活用は1町」だと答えました(2町は保護者が送迎)。
23町村のうち、路線バスでの最長の通学時間は28分で、夕張市が想定する「約50分」が突出して長いことがわかりました。
花岡氏は「貴重な放課後と家庭学習、家族だんらんの時間が失われる」と指摘。住民説明会で小・中学校の各1校化計画に「反対」「見直し」の意見が出されていると紹介し、「子どもと保護者、市民の願いが生かされるよう道教委は市と協議すべきだ」と強く求めました。
(09年07月08日付「しんぶん赤旗」北海道のページより)
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