土地改良/酪農家負担軽減を/花岡道議要求 | 09.06.29 |
日本共産党の花岡ユリ子道議は6月29日の定例道議会で、「国営かんがい排水事業・環境保全型」について質問し、負担に苦しむ酪農家への対策を強く求めました。
「環境型かん排事業」は、牛のふん尿の液肥化で、牧草地への施肥と河川に流入する窒素分を減らす効果があるとされています。
今年度、事業が継続されているのは、別海町の「別海西部」「南部」、浜中町の「はまなか」の3地区。かん排事業などの国営土地改良事業は、今年度、道内50地区で合計額729億円です。
花岡氏の質問に、道は総事業費と道、町、農家の負担について、事業終了までに9〜10年かかり、その間の酪農家の負担額は、1戸当たり250万〜330万円になることを明らかにしました。
花岡氏は、完成後も酪農家は、設備維持経費で年間80万〜100万円かかり、釧路開発建設部が技術上の問題を認めていると指摘。「道と国で、農家の実態調査と対策をすべきだ」と求めました。
(09年07月09日付「しんぶん赤旗」北海道のページより)
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