温室効果ガス削減/道も高い目標設定を | 09.06.24 |
政府が示した1990年比の温室効果ガス削減目標の8%は「低すぎる」と批判を浴びている問題で、日本共産党の真下紀子道議はこのほど、群馬、山梨の両県が先進的にとりくむ小水力・マイクロ水力発電を紹介し、新計画の策定に向けた高橋はるみ知事の姿勢をただしました。
東京都と埼玉県は2020年までに25%、山梨県が36%、滋賀県は30年までに50%を削減目標としています。真下道議は、道も将来に責任を持つ高い削減目標を設定するよう求めました。
高橋知事は「他県の目標・施策も参考にし実効ある計画とする」と答え、どれだけの資源があるのか「調査の情報を提供する」と答弁。党道議団が調査した寿都町の風力発電のとりくみを「先導的な事例と評価する」と述べました。
寿都町は泊原発の真向かいに位置し、風力発電で得た2億円の収入を町の財源として活性化事業をすすめています。
予算特別委員会での花岡ユリ子道議の質問に、小玉俊宏資源エネルギー課長は、木質バイオマスの賦存量(潜在的利用可能量)は約140万トン、1万キロワット以下の小水力、ミニ水力、マイクロ水力は69ヵ所、約23万6000キロワットとなっていると答弁。環境省が行っている農業用水も含めた資源賦存量調査など関係部局と連携して情報提供、地域支援をしていくと述べました。
(09年07月08日付「しんぶん赤旗」北海道のページより)
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