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道議団の動き
乗合バス補助4分の1が対象外/花岡道議ただす 09.06.15

乗合バス補助4分の1が対象外

生活できる交通体系に花岡道議、議会でただす

道内乗合バス路線のうち、廃止された路線・系統を市町村の努力で維持し道が一部補助している「市町村生活バス路線」が2002年度から08年度までで41系統、道と市町村が赤字路線に対して補助している「準生活交通路線」が20系統減り、両路線とも系統数の4分の1が補助対象外となったことがわかりました。日本共産党の花岡ユリ子道議が道議会新幹線・総合交通体系特別委員会で取り上げました。

バス路線維持の助成制度

赤字路線の維持のために、国がバス事業者に助成しているのは広域的・幹線的路線の「生活交通路線」だけです(国と道各1/2)。「準生活路線」のうち、「複数市町村路線」と「過疎市町村路線」は道と市町村が各1/2、過疎ではない「市町村路線」は道1/3、市町村2/3の負担。「市町村生活バス路線」は、市町村が補助する額の1割を道が助成しています。

花岡氏は、乗合バスが「規制緩和」された02年以降の系統数の増減を質問。道は、国と道の補助対象となっている「生活交通路線」(幹線路線)は7系統増え、それ以外の「準生活路線」「市町村生活バス路線」は減少したと答えました。

花岡氏は、市町村が地域協議会を設置し、コミュニィーバスや乗合タクシー、旅客船や鉄道の運行へも国が補助する「地域公共交通活性化・再生総合事業」の状況も質問。道は、初年度の08年は道内23地域、今年は30地域で実施されていると答えました。

花岡氏は、帯広市や栗山町の事業にふれ、「地方で生活を営むことができる交通体系の構築」を求めました。

(09年06月17日付「しんぶん赤旗」北海道のページより)