道職員一時金減額やめよ/臨時道議会で花岡道議 | 09.05.29 |
日本共産党の花岡ユリ子道議は5月29日の臨時道議会で、道職員の夏のボーナスの約1割分を「支給凍結」する給与条例改正案に反対し、知事や道議ら特別職のボーナスの凍結には賛成の立場から、道人事委員会や知事の姿勢をただしました。真下紀子道議が反対討論を行いました。
これまでの人事院勧告は、毎年5月から実施される民間給与実態調査で、1年間の実績を正確に把握し、官民格差を算出したうえで、8月に行われていました。しかし今回はこのルールを破って、4月に特別調査を実施し、深刻な不況の影響を受けている民間に合わせ、国家公務員の一時金を削減しようとするものです。
花岡氏は「背景に、政府・自民党一体の“公務員バッシング”、公務員の人件費削減先にありきの攻撃がある」とのべ、国いいなりの道人事委員会と高橋はるみ知事の姿勢を厳しく批判しました。
また、今回の期末・勤勉手当の縮減による道職員約7万8千人への影響は、全体で約60億円になること、「45歳で子ども3人の職員の場合は、今回の引き下げで定額給付金がすべてなくなってしまい、国のいう経済対策と逆行する」ことを明らかにしました。
花岡氏は、道職員と道経済の実態について、①道財政の危機的状況を理由にした道職員の給与の独自縮減額は、この10年間で1700億円にのぼる②道職員の給与水準はこの5年間、最下位か下から2番目になっている③道内の勤労世帯の実収入は全国平均より月額7万〜8万円低く、全国是低水準である-とし、全国で12県、道内で27自治体が勧告を実施していないなかで、国と同率の引き下げを認めた高橋知事の姿勢を、改めて強く批判しました。
(09年06月02日付「しんぶん赤旗」北海道のページより)
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