洞爺湖万世閣ホテル/発電機の故障整備へ | 09.04.23 |
洞爺湖町の「洞爺湖万世閣ホテルレイクサイドテラス」が非常用発電装置の故障を放置したまま営業を続けている問題で、萬世閣は洞爺湖消防署に「5月中」に整備を完了すると報告していたことが23日、日本共産党道議団と党町委員会の調査でわかりました。
非常用発電装置は、停電時に火災が起きた場合、スプリンクラーなどを作動させるためのもので、消防法で設置が義務付けられています。しかし洞爺湖万世閣では10年以上前から発電装置が使えない状態になっていました。
消防署を訪ねた党道議団の小田一郎事務局長代理と立野広志党洞爺湖町議に対し、瓶子(へいし)繁消防署長、大場優予防課長らが応対しました。
消防側は、昨年7月の北海道洞爺湖サミッ上間に実施した査察で万世間の防火施設の不備が明らかになり、「ただちに改善を求める通知書を出した」と回答。非常用発電装置について、当初「8月中」としていた整備時期を「5月中」に前倒しすると連絡があったと述べました。
この問題は、萬世閣労働組合の記者会見(4月1日)で初めて明らかになりました。従業員と元従業員による「宿泊客の命と安全を守る」との勇気ある告発が自家発電装置の改修を10年以上怠ってきた社長らを突き動かしました。
(09年04月29日付「しんぶん赤旗」北海道のページより)
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