大規模林道中止こそ/花岡議員が知事に求める | 09.03.17 |
日本共産党の花岡ユリ子道議は、第2回定例道議会の一般質問(3月17日)でこのほど、大規模林道問題について高橋はるみ知事の姿勢をただしました。
大規模林道は、もともと国の緑資源機構の事業が廃止されたものを道に移管、道は「山のみち」事業として、滝雄・厚和線、置戸・阿寒線、平取・えりも線の3路線を継続するかを検討しています。
しかし、本来の目的である林業業務はほとんどなくなっているにもかかわらず、これまで林業生産を目的に、山深いところにりっぱな2車線の道路やトンネルがすでにつくられています。
道は、これまで費用対効果を検討し、「2月までに結論を議会に説明したい」としていましたが、いまだに報告していません。
林道の沿線自治体からも、これ以上の財政支出はできないとの声があがっています。道自身厳しい財政の中で事業を継続することができるのか、自然保護団体からは「自然破壊はやめよ」の厳しい意見がだされています。
高橋知事は、「森林施行の考え方や交通量のとらえ方など詳細な検証が必要であり、今後引き続き検討をすすめ、できるだけ早い時期に費用対効果の結果を得るように努力したい」と答えました。
花岡氏は、再質問で「開発の意義が失われたなかで、多額の税金を費やして、むだな道路をつくり費重な自然を破壊しようとしている。即刻事業の中止を」と求めました。
(09年04月01日付「しんぶん赤旗」北海道のページより)
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