共産党道議団/太陽光発電施設を訪問/稚内 | 09.02.25 |
地球温暖化を抑えるための環境にやさしい自然エネルギーの利用・開発がすすんでいます。日本共産党の花岡ユリ子、真下紀子両道議は25日、稚内市の太陽光発電実証研究稚内発電所を訪れ、調査しました。将来は太陽光利用では国内最大級(約5000kW)の発電をめざして研究を行っています。
稚内空港に近い声問地区にある研究施設は約14haの広大な敷地。ここに高さ6m、長さ150mの大型太陽光発電装置が約40列並びます。2006年度から5年がかりで実用化のために、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の委託を受けて北海道電力と稚内市、北海道大学など6者が共同で研究を行っています。
北電太陽光発電プロジェクト推進室の三輪修也室長が応対し、研究の現状を説明しました。「完成を多くの人が期待して、問い合わせも多いんです」といいます。課題は雪国で太陽光発電をすることの難しさで、この日もあいにくの雪模様でしたが、屋外で説明しました。
三輪氏は「条件は正直のところよくありませんが、条件の悪い所での研究ほど雪国ならではのいいデータも得られます」と述べ、稚内特有の強い風、夏の気温の低さが逆に好条件で、風が強く、気温が低いほど太陽電池の性能がよく保たれると話しました。
花岡氏らが、「風力などとの組み合わせは」「5年経過したら施設はどこに」と質問。三輪氏は「稚内市への委譲はまだ決まっていません」と答えました。
世界で太陽光・熱、風力など自然エネルギーの普及が本格的な流れになるなか、党道議団は原子力発電頼みでない自然エネルギーの拡充を重視し、道議会で追及してきました。
調査には、斉藤信義稚内市議が同席しました。
(09年02月26日付「しんぶん赤旗」北海道のページより)
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