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道議団の動き
旭川に高等養護学校を/署名1万3350人分提出 09.02.23

旭川に高等養護学校を

署名1万3350人分提出

道教委に「つくる会」

知的障害児の保護者らでつくる北海道旭川市の「旭川市に高等養護学校をつくる会」の代表が23日、道教育委員会と道議会を訪れ、旭川市内に高等養護学校を設置するよう要請しました。

旭川では、中学校卒業後の進学希望者は約100kmも離れた美深などの高等養護学校へ就学せざるを得ません。全寮制で環境が大きく変わるため、多くの問題を抱えています。

代表5人が1月中旬から集めてきた1万3350人の署名を吉田洋一道教育長に手渡し、旭川手をつなぐ育成会の寺田保徳事務局長らが「美深や雨竜の高等養護学校に行っていますが、全寮制で本人の精神的な負担や親の経済的負担が大きくて大変です」「一ヵ月間でこれだけの署名が寄せられました。手の届くところに高等養護学校をつくってください」と訴えました。

吉田教育長は「上川エリア全体では定数を超える状況にないが、特別支援教育に移行したこともあり、引き続き検討させていただく」と答えました。

旭川選出の道議5人が同席し、「北海道第二の都市に高等養護学校がないことは人道上も問題です。設置へ頑張りたい」とこもごも表明しました。

同席した日本共産党の真下紀子議員は「短期間の署名に象徴されるように親元から通わせたいとの願いが高まっています。親の切実な要望に応えて早期に実現するよう地域の要求として超党派で働きかけを強めていきます」と語っています。

(09年02月24日付「しんぶん赤旗」北海道のページより)